アメカジといっても、本格的なものは
さほど多くはありません。
マニア向けのものを厳選しています。

アメカジの定義

当サイトにおける「アメカジ」の定義は、出自において以下のような歴史的背景を持つものを指します。

  • Ivy-プレッピー直系

  • 日本において「アメカジ」が一つのジャンルとして確立する1980年代頃より前からアメリカから渡来したファッションの代表であったのがこのジャンル。元々はアメリカの名門大学のグループであったアイビーリーグ(或いはその準備校)に通う学生のファッションでもあり、良家の子息といった印象が強いものが多い。ただしアメカジ=カジュアルウェアという意味合いがあり、このジャンルの代表的アイテムであった3ボタンブレザーやレジメンタルタイ、フランネルパンツなどはややドレッシーであるため一般的にはアメカジには含まれない。

    このジャンルの代表的なアイテム

    スタジアムジャンパー,レタードカーディン,オックスフォードボタンダウンシャツ

    このジャンルの代表的なメーカー,ブランド

    チェスウィック

    このジャンルの象徴(カリスマ)

    アンソニー・パーキンス

  • ヴィンテージ・ワーク

  • 20世紀のアメリカにおいてアイビールックとは「ホワイトカラーのための服飾」であったが、それとは全く真逆の「労働者のための衣服」。コンセプトは20世紀前半のアメリカ、など年代を非常に遡って開発されるプロダクトも多い。当然ながらアイビーのワードローブに含まれないものであるため、日本市場におけるファッションとしてのワークウェアはアメカジのメーカーが切り開いたジャンルといえる。(デニム関連もワークをルーツとするが、ここでは分けて考える)

    このジャンルの代表的なアイテム

    カバーオール,ワークベスト,キャスケット

    このジャンルの代表的なメーカー,ブランド

    シュガーケーン

    このジャンルの象徴(カリスマ)

    20世紀前半にアメリカで撮られた古い写真の名も無き労働者すべて

  • バイク野郎

  • 「反骨精神」のシンボル的存在であったバイク。古くはマーロン・ブランド後にピーター・フォンダ&デニス・ホッパーなどの影響を受けたライダーたちのファッションやアイテム。その性格上前述のアイビーとは無関係であるか、或いは対極的に存在する。なお幾つかのアメカジメーカーは、すでに消滅したモーターサイクル関連ブランドの復刻なども手がけ一定の成果を収めている。

    このジャンルの代表的なアイテム

    ライダースジャケット,コットンサーマル

    このジャンルの代表的なメーカー,ブランド

    フラットヘッド

    このジャンルの象徴(カリスマ)

    マーロン・ブランド

  • 職業・ミリタリー

  • Ivy-トラディショナルの枠組みの中では、比較的縁遠いジャンルであった「ミリタリー」を中心に据えたカテゴリー。(アメカジ確立以前にはダッフルコートはワーク由来と考えられており、ミリタリー関連のアイテムといえばトレンチコートとピーコートがあったくらい。チノパンツはよくはかれていたが、ミリタリーのアイテムとは紹介されていなかった。)
    実際に存在したフライトジャケットやフィールドジャケットをベースに、ある意味「常軌を逸した」ほどの素材選択やディティールの決定、縫製で構築されるプロダクト群、である。

    このジャンルの代表的なアイテム

    A2、G1などのフライトジャケット,CPOシャツ

    このジャンルの代表的なメーカー,ブランド

    バズリクソンズ

    このジャンルの象徴(カリスマ)

    スティーブ・マックイーン

  • ゴールデンエイジ

  • 最もアメリカが輝いていた、と今なお語られる1950年代のホットロッドやカーレース、ロカビリー、ボーリングなどの大衆文化をベースにしたファッション。「健全な不良」といったイメージを感じさせるものが多い。
    ルーツはイギリスと指摘される事の多いアイビーに対して、純粋にアメリカ文化を母体とする独自性の強いファッション。

    このジャンルの代表的なアイテム

    ボーリングシャツ,レーヨン ギャバジンのジャケットやシャツ

    このジャンルの代表的なメーカー,ブランド

    RJB(フラットヘッド),ドライボーンズ

    このジャンルの象徴(カリスマ)

    エルビス・プレスリー

  • ヘビーデューティー

  • 1970~80年代頃ごく頻繁に使われていた、アパレルにおける「ヘビーデューティー」の意味は、今日でいうところの「アウトドア・スタイル」と同義、である。
    丈夫で機能的、また当時の自然回帰のムーブメントに乗って流行し今も連綿と引き継がれているジャンル。(ただしマウンテンパーカのように時代の流れにともなって大きくシルエットや定義を変えたものもある)
    アイビーとも親和性が高く、特に1980年代頃のアイビーリーガーに積極的に取り入れられた。

    このジャンルの代表的なアイテム

    ダウンベスト,マウンテンパーカ

    このジャンルの象徴(カリスマ)

    (人ではなく)山、大自然

オックスフォードボタンダウンでクレリック

クレリック、とは襟のみまたは襟とカフスの両方が色違いだったりするシャツのこと。 昔はストライプのブロード地にラ・・・

トレンド完全吸収のマウンテンパーカ

いかにも「今」を感じさせるマウンテンパーカがフェローズから。 丈はショートで、素材はコットンモールスキン+ツイ・・・

創れるのは1社のみ コバートストライプ

コバートストライプって多色使いのストライプで汚れが目立たない視覚効果もある、ワークウェア特有のストライプ。 も・・・

ウィリアム・ギブソンのミリタリーベスト2013年版

例年発表されるバズリクソンズのウィリアム・ギブソンコレクションの今年の作。 もともとは夏用ジャケットであったA・・・

復活のハウンドトゥース

もともとはイギリス発祥であるハウンドトゥース=千鳥格子。以前から千鳥のネルシャツはフラットヘッドで作られてまし・・・

マッカーサーA2で決め台詞

バズリクソンズは20周年、ということである意味記念碑的モデルが、マッカーサー元帥復刻モデル。 【ポイント5倍】・・・

反復が生み出す巧みさ【フェローズ】

アメカジらしいシャツ、というのは個人個人で要求するポイントも違うと思うのですが、ほんの少しのイメージのズレって・・・

極厚ホースハイドの40年代ライダース

なにものにも変えがたいニッポン職人魂から創られる「ガチ」っぷりがヤバイ40年代ライダース。 もはや「ファッショ・・・

生地オタクのための綾織りダッフル

ダッフルコートの生地、といえばほとんどはメルトン。ごくごくまれにカシミアやキャメルヘアを使ったドレッシー方向の・・・

隠しきれないカスタムオーラ Mr.Freedom

ヴィンテージの極北的な立ち位置のミスターフリーダム。シュガーケーンのコラボシリーズの一つですが、今季のテーマは・・・

サブコンテンツ

このページの先頭へ