生地オタクのための綾織りダッフル
ダッフルコートの生地、といえばほとんどはメルトン。ごくごくまれにカシミアやキャメルヘアを使ったドレッシー方向の高級タイプもありますが、「原典」重視はやっぱメルトンを採用するようです。
現在リリースされるダッフルコートは多くの場合、90%ウールに10%のナイロンのメルトンのパターンが多いのですが、生地に徹底的にこだわるバーンズはウール100%の綾織りを採用。
綾織りのダッフルってあんまり見ないんですが、ダッフルコートの語源となったベルギーのダッフル村一帯ではその昔ファスティアン織りという綾織りが盛んだったそうで、原型オマージュとしては筋が一本通ってマス。
裏地はコットン100%フランネルでもちろん水牛トグル。
袖リブとかは防寒性を高めるための追加要素。
シルエットも最近のショート丈流行に媚びないちょうどイイ感じ。
何年も愛着を持って着たいと思わせるに足るコダワリの塊。
納得の限定生産、デス。
【追記】
最近ではイギリス海軍が着ていた歴史的事実からミリタリーの枠組みで語られることの多いダッフルコートですが、日本市場に入ってきたのはやはりアイビーから、ということでIvy-プレッピー直系に分類しています。
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